🌎社会福祉法人うららの災害対策🌎

2020年10月28日(水)
事務局
 

事務管理部です。
先日、みずべの苑の防災備品について事務管理部で共有しました。

 

2011年の東日本大震災以降、関東にもいつ大きな地震が来てもおかしくないと言われています。
同レベルの地震が発生した場合、電気や上下水道などのライフラインや交通への影響の長期化は免れません。
また近年は大きな台風が猛威を振るっており、こちら北区も他人ごとではありません。
近くには隅田川が流れ、昨年の台風19号が発生した際は危うく堤防越水の危険がありました。
万が一、堤防を越え氾濫した場合みずべの苑は浸水5メートルとも10メートルとも言われています。
そんな中この度みずべの苑の大規模改修工事を行ったタイミングで、来るべき災害時の対策として簡易トイレの設置・かまどベンチの設置をいたしました。
ではみずべの苑の災害備品等をご紹介いたします。

 

みずべの苑4階屋上に設置された貯湯槽には約5000リットル貯湯されており、直接蛇口からお湯が出るようになっています。
このお湯を使用し、備蓄非常食のアルファ米等を調理することが出来ます。

 
蛇口から直接お湯が出ます

蛇口から直接お湯が出ます

 

1階には約15000リットルの水道水が貯水されており、4階同様直接蛇口から水が出ます。

 
約15000リットル貯水されています

約15000リットル貯水されています

 

今回、災害時用にかまどベンチを設置しました。こちらのかまどは普段はベンチとして使用できますが、災害時は炊き出し用のかまどとして使用する事が出来ます。試しに、職員で設置してみました。

 
普段は普通のベンチです

普段は普通のベンチです

上の座る部分を持ち上げます

上の座る部分を持ち上げます

中にプレートが隠れています

中にプレートが隠れています

それぞれをセットします

それぞれをセットします

部品は全部で4つです

部品は全部で4つです

下に薪や炭を置き炊き出し可能

下に薪や炭を置き炊き出し可能

 

ベンチや部品が重く少し大変ですが、なんとか力を合わせて設置することが出来ました。災害時には、下に薪や木炭を置いて温かい食事を提供する事が出来ます。

 

次は、マンホール直結型の簡易トイレの設置です。災害時はトイレの心配がありますが、今回送迎車の駐車場にマンホールを開けると直接使用が出来るよう設置をしました。

 

マンホール直結型の簡易トイレ

マンホール直結型の簡易トイレ

骨組みにテントをセット

骨組みにテントをセット

マンホールの蓋を開けます

マンホールの蓋を開けます

簡易トイレは段ボールの中に

簡易トイレは段ボールの中に

男性が座ってもビクともしません

男性が座ってもビクともしません

簡易トイレが完成しました!

簡易トイレが完成しました!

 

この他にも炊き出し用のガスバーナーや大きな鍋、備蓄非常食、毛布といった災害用備蓄品を準備しています。
コロナウィルスが収束しない中、地震や台風等の災害への心配も尽きませんが、社会福祉法人うららではご利用者のみなさまへの事業を継続出来るよう努力してまいります。